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運があるC.スミヨン、運が無い福永祐一

2014jc
好メンバーが集結した第34回ジャパンCは、C.スミヨン騎手が騎乗したエピファネイアが4馬身差の圧勝で、去年の菊花賞以来の勝利を飾りました。

30日の東京11Rで行われた第34回ロンジン賞ジャパンカップ(3歳上オープン、GI、芝2400メートル、18頭立て、1着賞金=2億5000万円)は、クリストフ・スミヨン騎手騎乗の4番人気エピファネイア(牡4歳、栗東・角居勝彦厩舎)が好位から抜け出して4馬身差の圧勝。2度目のGI制覇を果たした。タイムは2分23秒1(良)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141130-00000528-sanspo-horse

好騎乗が光ったC.スミヨン

エピファネイアはかかり癖のある難しい馬だと聞きます。
そのためこれまで弥生賞以外の全てのレースで福永祐一騎手が手綱を取ってきました。
今回のスミヨン騎手は、短期免許を取得せずにWSJSでの来日だったため、追い切りにも騎乗せずにテン乗り状態。
そのため、前評判ではそのあたりを不安視する声もありました。
レースでもスミヨン騎手が自らコメントしているように、かなり行きたがっていたようです。
ですが、そこの辺りはさすが名手。好位で我慢させて、直線では馬と喧嘩をする前にスパート。
荒れたインコースを躊躇いもなく突き抜けました。
本人がレース後に「僕は世界一ラッキーなジョッキー」とコメントしたようですが、実力だけでなく本人の運もあったのだと思います。
ちなみにこの日の別のレースで、スミヨン騎手は負担重量オーバーというミスも犯しています。
P.ブドー騎手が負担重量オーバーでブーツを履かずに騎乗するなんてことがありましたが、外国人騎手はこういう所がアバウトですね。
(M.デムーロやC.ルメールみたいにキッチリしている人もいますが)
次走は有馬記念のようですが、スミヨン騎手は騎乗することができません。
(短期免許取得可能な外国人騎手5人分の枠が、G.ブノワ、W.ビュイック、C.ルメール、P.ブドーと申請中のCデムーロで埋まっているため)
ということは、おそらく福永祐一騎手に戻るのでしょうね。

ツキに見放された福永祐一

2着に敗れたレーティング世界一のジャスタウェイ
今回は調教が素人でも分かるくらい良くなかったので、単勝は売れていましたが連では人気がありませんでした。
福永騎手も事前に状態は良くないと言っていましたが、そんな中でも2着に来るのはさすが。
次走はどうするのでしょうか?
それにしても、ジャスタウェイに騎乗した福永祐一騎手はツキに見放されているように感じます。
今回負けたのは、これまでのパートナーであるエピファネイア。
(エピファネイアには直前追い切りにも騎乗していました)
先週のマイルCSでは騎乗経験のあるダノンシャークにハナ差負けの2着
そして、WSJSでは1ポイント差の2位
惜しいですね。

3連覇はそう簡単にはいかない

3連覇を目指したジェンティルドンナは4着。
去年のジャパンCとドバイシーマクラシックを勝った時のパートナーである、R.ムーアを迎えて万全の体制でしたが、直線前を行くエピファネイアをとらえられず、最後はスピルバーグにも差されて4着に敗退。
関係者のコメントによると、土曜日の雨の影響で馬場が緩かったことが敗因のひとつであるとのこと。
有馬記念に向かうことが管理する石坂正調教師から公表されました。
鞍上は誰になるのかが気になるところ。
これまでのGⅠ勝利時のパートナーだと、
・R.ムーア⇒短期免許期間は有馬記念の1週間前までなのでNG
・川田将雅⇒ラキシスに騎乗予定
・岩田康誠⇒ゴールドシップに騎乗予定
といった感じなので、天皇賞(秋)で騎乗した戸崎圭太騎手ですかね?
[追記]
ジェンティルは戸崎騎手になりました。
また、ラキシスはC.デムーロ騎手に依頼しているようです。

惨敗の3歳馬勢

クラシックホースが3頭参戦した3歳馬勢は、桜花賞馬ハープスターが5着で、ワンアンドオンリーとイスラボニータは掲示板にも届かず。
ハープスターは道中で故障したトレーディングレザーが後退する際にぶつかった影響を受けたようです。
松田博資調教師が「将雅が落ちなくて良かった」とコメントしている通り、とりあえずは人馬が無事だったことが何より。
今回は運もなかったのだと思います。
次走が有馬記念かどうかはまだ発表されていませんが、2000mくらいまでの方が良いかもしれませんね。
ダービー馬ワンアンドオンリーは7着。
菊花賞は不完全燃焼だったため、ダービーと同じ舞台のここでは期待もされていましたが、ジリジリ差を詰めるものの伸びきれませんでした。
母父タイキシャトルなので、こちらも2400mは少し長いのかもしれませんね。
皐月賞馬イスラボニータは9着。
前走で古馬との対戦で目途がついていたため、主戦の蛯名正義騎手に戻った今回は距離だけが課題でした。
それだけに、まさに距離の壁に負けたような感じの後退でした。
理由はどうあれ、3歳勢に良い所がなかったので世代レベルに疑問符が付き始めました。
来週のチャレンジカップで、ここまで無敗のエイシンヒカリがどんなレースをするか要注目。

トレーディングレザー 予後不良

3頭参戦の外国馬は、アイヴァンホウが最先着の6着。
正直言って、よく頑張ったのではないかと思います。
そして、残念なことに去年のアイルランドダービー馬トレーディングレザーは競走中止。
予後不良と診断され、レース後に安楽死の処置がされました。
大事故に繋がらなかったことは、不幸中の幸いかと思います。

コメント

  1. […] ジャパンCは2009年のウォッカ以降、6回中5回も牝馬が1位入線。 去年は牡馬が上位を独占しましたが、ここ数年は牝馬の活躍が目立つレースになっています。 […]

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