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ルージュバック陣営の選択

ルージュバック陣営の選択
トライアル前の重要なレースである第55回きさらぎ賞は、唯1頭参戦した牝馬のルージュバックが1番人気に応えて快勝しました。
ルージュバックはこれで3戦負けなし。
阪神JFを制したショウナンアデラと共に、牝馬クラシック戦線の主役に躍り出ました。

2015-きさらぎ賞第55回きさらぎ賞(G3、芝1800メートル・晴良8頭)は8日、京都競馬場11Rで行われ、戸崎騎手騎乗の1番人気、ルージュバック(牝3=大竹厩舎、父マンハッタンカフェ、母ジンジャーパンチ)が、好位から抜け出し優勝した。勝ち時計は1分48秒6。
 まずまずそろったスタートからネオスターダムが先頭に立ち、2番手にエメラルヒマワリ、その後にルージュバック、レガッタなどがつける展開。
 4コーナーから直線に入ると、軽快に逃げるネオスターダムが後続を引き放しにかかったが、好位でレースを進めたルージュバックにエンジンがかかると鋭い伸びを披露。懸命に粘る先頭を一気に差し切り抜け出すと、最後は連れて伸びたポルトドートウィユに2馬身をつけて無傷の3連勝を飾った。
 牝馬によるきさらぎ賞制覇は、64年のフラミンゴ(当時はダート1200メートル戦)以来51年ぶりの快挙。
 2着ポルトドートウィユから1馬身差の3着にはアッシュゴールドが入った。

 

51年ぶり

牝馬によるきさらぎ賞制覇は51年ぶり3頭目。
ただし、これまで制した1961年スギヒメ、1964年フラミンゴの時代はダートでの施行でした。
ということで、芝のきさらぎ賞では初めて牝馬が制したということになります。
 

牝馬が選択しないレース

そもそも、きさらぎ賞には牝馬の出走自体がほとんどありません。
関東馬であれば尚更です。
重賞を使いたければ、翌週にクイーンCがある。
中距離が良ければ共同通信杯がある。
関西牝馬であれば、ウオッカのようにエルフィ2ンSを使うという手もある。
有力牝馬という意味では、1998年に阪神3歳牝馬Sを制したアインブライドが出走した例がありますが、これも関西馬であり、オープン特別では斤量を背負わされてしまうからという理由があります。
そのため、関東の牝馬できさらぎ賞を使ったルージュバックは、かなり異例のケースだと思います。
 

ルージュバック陣営

ルージュバックの今後のローテ

ルージュバックはこの後、桜花賞を目標にローテが組まれるようです。
直行か1戦挟むかはこれから検討されます。
きさらぎ賞を制したことで、遠征にも右回りにもメドが立ったので、可能性は広がったと思います。
牡馬相手での快勝ということで、皐月賞やダービーに挑戦してほしいという声も聞こえますが、去年同じキャロットファーム所有のハープスターが挑まなかったことを考えても、普通に牝馬路線なのではないかと思います。
心配なのは、過去3戦すべてが10頭立て以下の小頭数の競馬しか経験していないことくらいですかね。
 

大竹正博調教師

管理する大竹正博調教師はこれで重賞2勝目。
医学部卒業の若手調教師です。
父は、ダービー2勝(ダイシンボルガード、カツトップエース)、レッツゴーターキンなどでお馴染の大崎昭一元騎手です。
 

 

福永祐一の選択

今年のきさらぎ賞には、福永祐一騎手が前走騎乗していた馬が2頭出走していました。
ポルトドートゥイユとレガッタです。
福永騎手はこれらの馬には騎乗せずに、東京新聞杯でヴァンセンヌに騎乗することを選択しました(結果見事に快勝)
その理由は、福永騎手が今年の牡馬戦線に有力馬を他に抱えているため、このような選択をしたようです。
(新馬を勝っただけですが、リアルスティールを高く評価しているという話も聞きます)
そんな経緯もあって、ポルトドートゥイユはこの血統に縁がある武豊騎手に(父ディープインパクト、母ポルトフィーノ、母父クロフネ、母母エアグルーヴに騎乗)。
レガッタは昆厩舎ということで四位騎手に(ディープスカイのコンビ)なったのだろうと思われます。

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