4/18 高知競馬4Rで3連単の特払いが発生しました。
http://keiba.rakuten.co.jp/race_performance/list/RACEID/201504183129010504
特払いとは?
特払い(特別払戻金)とは、その賭式に対する的中者がいない場合に、購入者全員に対して控除率を引いた金額を払戻しすることを意味しております。
上記のリンクを見ると、払戻金の欄に『70円』と表示されています。
購入額100円あたり70円が3連単購入者全員に返金されるということになります。
特払いの返金額
特払いが発生した場合に返金される金額は、上記に記したとおり控除率を引いた金額になります。
控除率(払戻率)は、主催者および賭式によって変わってくるため、特払いが発生した場合の金額は一律ではありません。
各主催者の払戻率は下記を参照してください。
地方競馬
JRA
ちなみに、
・70%台→70円
・80%台→80円
となります。
ワイド・復勝の場合の特払い
ワイドと復勝については、的中パターンが3通り存在します。
例えば、
1着 1番
2着 2番
3着 3番
の場合、
1-1、1-2、1-3 が的中組番になります。
このとき、1-3のみ購入者がいない場合どうなるか?
答えは、特払いは発生せずに、払戻金0円として扱われます。
すべての的中パターンが投票者なしの場合、特払いが発生するということです。
これは、同着発生時の他の賭式でも同じことが起きます。
重勝式(WIN5)の特払い
的中者なしでも、特払いが発生しない賭式が存在します。
重勝式(WIN5)です。
重勝式(WIN5)では的中者なしの場合、配当金を次回分に繰り越します。
いわゆる、キャリーオーバーが発生するため、特払いは存在しません。
今は無き「特配」とは?
戦前は、払戻金に上限があったため、上限を超えた場合に特別配当(特配)として、特払いのような返金制度があったようです。
現代でいうなら、WIN5の的中者が1人の場合に、残金をキャリーオーバーせずに返金するようなイメージですね。
戦前、払戻が最高200円に制限されていた当時、余分の配当金を不的中馬券に対して分配したが、これを特別配当(特配)といった。
http://jra.jp/kouza/yougo/w426.html
公営競技で特払いになったケース
特払いになったケースを競技ごとに調べてみました。
地方競馬の特払い
今回起きた高知競馬では年に数回発生しているようです。
3連単なんかは結構な頻度で発生しています。
一方、売り上げの高い南関東では滅多に発生しないようで、調べたところ近年では、2012年10月29日の船橋競馬2R
の3連単しか起きていないようです。
競輪・ボートレース・オートレースの特払い
競馬よりも出走数の少ない競輪、ボートレース、オートレースでも、売り上げの少ない場で午前中のレースなどで、稀に特払いが発生します。
直近だと、向日町競輪11Rで3連単特払いが発生しました。
オートレースでは、2014年8月10日浜松オート1Rで、珍しい単勝と2連複の特払いというケースが発生しています。
3連単のように組み合わせが多い場合は発生しやすいですが、それ以外の賭式では珍しいと思います。
JRAの特払い
規模の大きい中央競馬の場合は、まず発生しません。
1971年福島1レースを最後に発生していないようです。
現在の売上規模を考えると、今後も当面はJRAで特払いが発生することはないと思います。
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