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日本古来のメジロの血が流れるモーリス

主役不在で混沌としているマイル路線。
押し出されるように1番人気に支持されたモーリスが安田記念を制しました。

2015-安田記念7日の東京11Rで行われた第65回安田記念(3歳上オープン、GI、芝1600メートル、17頭立て、1着賞金=1億円)は、川田将雅騎手騎乗の1番人気モーリス(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)が好位追走から抜け出してV。4連勝でGI初制覇を成し遂げた。タイムは1分32秒0(良)。

絶好調 堀厩舎

堀厩舎は先週の日本ダービーに続くGⅠ連勝
これで今年のGⅠ勝利は3勝+豪州1勝の4勝目となりました。
モーリスは、3歳時は栗東・吉田直弘厩舎に預託されていましたが、その後転厩。
転厩後4連勝で一気のGⅠ制覇はお見事。
吉田直弘調教師がダメとかではなく、この馬には堀厩舎の育成方針やノーザンファームのしがらきとの連携が合ったのだと思います。
(吉田調教師は転厩してきたゴルトブリッツやキクノサリーレを開花させた実績があるので)

モーリスの生産牧場

モーリスの生産牧場である戸川牧場は、この勝利がうれしいGⅠ初制覇となりました。

戸川牧場

戸川牧場は1960年創設。
これまで重賞勝利と縁が遠く、モーリスのダービー卿CTが重賞初勝利。
現在の代表は、戸川洋二氏で3代目。
以前はメジロ牧場で育成馬を調教していましたが、その後、戸川家の婿養子となり現在に至ります。

戸川大輔選手

戸川洋二氏の息子である大輔くんは、昨年、育成ドラフトで埼玉西武ライオンズから1巡目で指名。
この日は練習後に東京競馬場に駆けつけたようです。

 そして戸川代表の息子・大輔(19)は、北海高校の野球部で外野手として活躍し、埼玉西武ライオンズが昨年、育成ドラフト1巡目で指名。支配下登録を目指している。この日は練習後に来場し、優勝の瞬間に立ち会った。「モーリスは生まれた時に見て、さわったこともあります。東京競馬場に来たのは初めて。G1を勝つシーンを見られるとは」と大感激の様子だった。

モーリスの牝系

モーリスの父はスクリーンヒーロー。今年は産駒の活躍が著しいです。
現在、レックススタッドに繋養されていますが、この勝利で来年の種付けシーズンでさらに需要が高まることでしょう。
そして母はメジロフランシス。
その母はAJCCなど重賞4勝を挙げたメジロモントレー。
さらにその祖母はメジロボサツ。メジロボサツはオークス2着の競走実績もさることながら、メジロドーベルの曾祖母でもあります。
牧場の代表である戸川洋二氏はメジロ牧場の出身なので、ゆかりの牝系であります。
もっと遡って、メジロボサツの祖母はデヴオーニア(Devonia)。
この馬は現在の社台ファームの前身である社台牧場の吉田善助氏(吉田善哉の父、吉田照哉、勝己の祖父)が輸入してきた繁殖牝馬です。
つまり、8代前から日本に根付いた牝系であるということです。
Devonia

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