父ディープインパクト、母父ストームキャットという血統の馬が3頭集結したエプソムC。
終わってみれば、その3頭が1、3、5着とすべて掲示板に載る結果でした。
14日の東京11Rで行われた第32回エプソムカップ(3歳上オープン、GIII、芝1800メートル、13頭立て、1着賞金=4000万円)は、武豊騎手騎乗の2番人気エイシンヒカリ(牡4歳、栗東・坂口正則厩舎)が逃げ切って重賞初制覇を果たした。タイムは1分45秒4(良)。
エイシンヒカリの強さ
勝ったエイシンヒカリはこの勝利が重賞初制覇。
去年のアイルランドTで衝撃的な勝利を収めて半年。
今回のレースはメンバーもそこそこ揃っていたと思うので、辛勝でしたが好内容だったと思います。
直線では相変わらず右に右に寄れて行き、武豊騎手が必死に右ムチを入れて真っ直ぐ走らせようとしていました。
今後更に相手が強化されたときに、コスモバルクみたいなことにならなければという心配が残ります。
いずれにせよ、今回は今までと違う優等生的な競馬で、強かったけれども少し面白味に欠けた印象でした。
父ディープインパクト、母父ストームキャット
1着エイシンヒカリ、2着サトノアラジン、5着ヒラボクインパクト。
この3頭は父ディープインパクト、母父ストームキャットという血統です。
(エイシンヒカリとヒラボクインパクトは母母父も同じ)
この血統の組み合わせで重賞ワンツーという結果は、大阪杯以来今年2例目。
大阪杯では、ラキシスとキズナのワンツーでした。
この父ディープインパクト、母父ストームキャットという組み合わせの古馬オープン馬は、現時点では上記に挙げた5頭のみ。
(エイシンヒカリ、サトノアラジン、ヒラボクインパクト、ラキシス、キズナ。ちなみに3歳ではリアルスティール)
にも関わらず、こうして重賞でまとめて好走してくるということは、血統による適正と巡り合わせなのだと思います。
さて、勝ったエイシンヒカリは次走は未定ですが、今後は天皇賞(秋)を最大目標に調整が進められることでしょう。
そうなると、武豊騎手が同じディープ×ストームキャットのキズナとどちらを選択するのか注目ですね。
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