ダービーを回避してラジオNIKKEI賞に参戦してきたアンビシャス。
トップハンデの馬はこのレースでは不振でしたが、ハンデなんて関係ない完勝でした。
5日の福島11Rで行われた第64回ラジオNIKKEI賞(3歳オープン、GIII、芝1800メートル、16頭立て、1着賞金=3700万円)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗の1番人気アンビシャス(牡、栗東・音無秀孝厩舎)が中団追走から楽々と抜け出して完勝。重賞初制覇を果たした。タイムは1分46秒4(良)。
http://race.sanspo.com/keiba/news/20150705/ope15070515570010-n1.html
C.ルメール 福島競馬場初参戦
今年からJRAの騎手になったC.ルメール騎手にとっては、今回が初めての福島競馬場でした。
これまではこの時期に乗ることがなかったし、福島で騎乗する機会もありませんでした。
この日は、メインのラジオNIKKEI賞も含めて勝の活躍でした。
近藤英子と音無英孝
アンビシャスを所有するのは近藤英子氏、管理するのは音無英孝調教師。
この組み合わせでは、重賞通算16勝目になりました。
近藤英子
近藤英子氏は「アドマイヤ」の冠名でお馴染の近藤利一氏の奥様。
夫婦で馬主ですが、馬の購入ルートも違えば、預託する調教師も異なり、馬名には冠名を使わないなど、馬についてはそれぞれの活動をしています。
かつて利一氏が所有していたミラクルアドマイヤが引退する際に、
「あなたが要らないなら譲ってくださる?」
といって譲ってもらい種牡馬入りさせたところ、カンパニーを輩出するなど大活躍。
利一氏が、所有する繁殖牝馬に種を付けたいと願い出ると
「元オーナーなので安くしておきますよ。」
と言ったとか。
なかなか逞しい奥様ですね。
音無英孝
音無英孝調教師は、ちょっと変わった経歴を持っていることでもお馴染。
中学卒業
↓
コックとして3年働く
↓
競馬ファンだから騎手になる
↓
ノアノハコブネでオークス制覇
↓
引退後、調教助手→調教師になる
現在は多くのオープン馬を抱える一流調教師ですが、ここまでの地位に登りつめる過程において、小田切有一氏の次に近藤英子氏の存在は大きかったと思います。
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