今年の3月にJRAから既に発表されていましたが、今週末の6/7(土)から馬券の払戻率(控除率)が変更になります。
【払戻率が変わる(上)】配当低い単複は80%にUP
すでに地方競馬では始まっているところもあるが、今週からJRAも馬券の払戻率が変更され、WIN5の上限も2億円から6億円に引き上げられる。その内容、影響などを3回にわたって連載する。
従来は売り上げの約75%が払戻率となっていたが、先頃の競馬法改正では主催者が馬券の種類ごとに70%~80%の間で自由に設定できるようになった。そのためJRAでは単勝・複勝を80%、枠連・馬連・ワイドを77・5%、馬単・3連複を75%、3連単を72・5%、WIN5を70%に設定。的中しにくいが高額配当になる馬券の率を下げ、当たりやすいが配当が低い馬券の率を上げた。
JRA経営企画室の堀内淳調査役は「当たりやすい馬券を買っていただきやすくすることで、払い戻しのチャンスが増えて競馬を末永く楽しんでいただけるのでは、という期待から、こうした払戻率を設定しました」と話す。限られた資金をできるだけ回転させて競馬を楽しんでもらうという意図があるようだ。
http://race.sanspo.com/keiba/news/20140603/etc14060305030002-n1.html
払戻率はどう変わるのか?
こんな感じで、各賭式変更されます。
(※正確にはもうちょい複雑な計算式があって、それにより払戻率は変動します。)
単勝 | 複勝 | ワイド | 枠連 | 馬連 | 馬単 | 3連複 | 3連単 | WIN5 | |
従来 | 80% | 75% | |||||||
新規 | 80% | 77.5% | 75% | 72.5% | 70% |
特払いの場合はどうなるのか?
中央競馬ではまず発生しないと思いますが、特払い(※的中者なしの際の返還)になった場合は、1円未満は切り捨てになるようです。
つまり、単複=¥80、その他賭式=¥70 ということになります。
ちなみに、中央競馬で最後に記録されている特払いは、1971年2回福島1レースで、9頭立て9番人気の単勝で発生しています。
当時はPATも無かったし、他場や一部の場外では、福島の平場のレースを発売していませんでした。
時代や環境が変わった現在では、発売規模を考えるとまず発生しないと思います。
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