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「別路線組」

桜花賞組が大量に出走してきた優駿牝馬(オークス)は、桜花賞に抽選で漏れて出走できなかったミッキークイーンが鬱憤を晴らす勝利を収めました。

2015-オークス
17頭(トーセンナチュラルは出走取消)が出走した3歳牝馬ナンバー1を決める一戦は、道中中団から進んだ3番人気のミッキークイーン(浜中)が、ゴール前の追い比べを制し、2分25秒0のタイムで重賞初勝利をクラシック制覇で決めた。2着は1番人気のルージュバック、3着は6番人気のクルミナルだった。桜花賞馬レッツゴードンキは10着に終わった。
 ミッキークイーンはこれで通算5戦3勝。桜花賞非出走馬のオークスVは11年のエリンコート以来。鞍上の浜中俊騎手はオークス初勝利でJRAのG1通算5勝目。管理する池江泰寿調教師は13年有馬記念(オルフェーヴル)以来のG1勝ちで、牝馬限定G1は初勝利となった。

上位勢の実力

勝ったミッキークイーンは、これまで発揮しきれなかった実力が大舞台で見事に炸裂。
牝馬でありながらセレクトセールで1億円を超える高値で落札されていた経緯もあり、元々素質は高く評価されていました。
ルージュバックは、不甲斐なく終わった桜花賞の巻き返しとなる2着。
今回は桜花賞より前目に位置し、勝ちに行く競馬をしましたが、その分最後捕えられてしまった印象です。
案外だったとか、ガッカリしたという声も聞こえますが、私はむしろ思った以上に強かったと感じています。
3着クルミナルも含めて、上位勢は真ん中よりやや外を通った差し馬でした。
土曜日の競馬は、内を通った先行馬が残るレースがほとんどでした(例外はモンゴル大統領賞を制したサトノアラジン)
この日は散水をしなかったという情報もあったようなので、それなりに外も伸びる馬場に変化していたのかもしれません。

桜花賞組と別路線組

今年のオークスは、除外されたトーセンナチュラルを除く17頭中、13頭が桜花賞組、残りの4頭中3頭がフローラS組でした。

桜花賞組

桜花賞の1~10着までが揃って出てきたということは初めてだと思います。
結果だけ見ると、桜花賞で前に行って好走していた馬たちは、オークスでは良いところなく敗退。
逆に、唯一後方から伸びてきたクルミナルと、後方のまま消化不良で終わったルージュバックが好走。
展開に左右された春の牝馬クラシックだったと思います。
2冠ともにキッチリ好走したクルミナルは立派なのですが、ゲート入りの悪さは改善してほしいところ。
須貝厩舎の馬は、ゴールドシップローブディサージュなど、ゲート入りに難癖があるオープン馬が目立つだけに気がかりです。

別路線組

別路線組はフローラS組は1~3着が出走してきたものの掲示板圏外に敗退。
一方、忘れなく草賞から唯1頭参戦してきたミッキークイーン。
(忘れな草賞からのオークス制覇は、2011年のエリンコート以来)
ミッキークイーンの場合、桜花賞を抽選で除外になった身でありますが、もし出走していたら上位人気していたことは確実な馬でした。
忘れな草賞であまり消耗せずに賞金加算をして、ゆったりローテーションで本番に駒を進められたことは、オークスだけを考えると大きなアドバンテージだったのでしょう。
それにしても今年の3歳牝馬戦線は走るたびに勢力図が変わってきますね。
秋になったら、また新たなニューフェイスが出てきても何らおかしくないような気がします。

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