混戦模様となった今年の日本ダービーは、2番人気のレイデオロが勝利。
スローペースで早めに動いたC.ルメールの好騎乗が光ったレースとなりました。
レイデオロを管理するのは、藤沢和雄調教師。
藤沢調教師は延べ19頭目の出走で、初めてのダービー制覇となりました。
藤沢和雄厩舎のダービー出走馬成績
1989年 | ロンドンボーイ | 22着 | |
2002年 | シンボリクリスエス | 岡部幸雄 | 2着 |
マチカネアカツキ | K.デザーモ | 3着 | |
ヤマノブリザード | 柴田善臣 | 9着 | |
サスガ | 安藤勝己 | 17着 | |
2003年 | ゼンノロブロイ | 横山典弘 | 2着 |
ゼンノジャンゴ | K.デザーモ | 5着 | |
スズノマーチ | 北村宏司 | 17着 | |
2004年 | ピサノクウカイ | D.オリヴァー | 7着 |
2006年 | ジャリスコライト | 横山典弘 | 14着 |
2007年 | フライングアップル | 横山典弘 | 10着 |
プラテアード | 北村宏司 | 18着 | |
2008年 | クリスタルウイング | 内田博幸 | 6着 |
2010年 | ペルーサ | 横山典弘 | 6着 |
2012年 | スピルバーグ | 横山典弘 | 14着 |
2013年 | コディーノ | C.ウィリアムズ | 9着 |
フラムドグロワール | 北村宏司 | 10着 | |
レッドレイヴン | 内田博幸 | 12着 |
藤沢調教師は独自の考え方から、2歳戦を使わなかったり、クラシックを無視して馬の成長を促したり、なぜか活躍馬がみんなマイラーだったり、といった時期もあって、牡馬クラシックレースとは縁が遠かった時期がありました。
2000年頃から考えが変わったのか、オーナーサイドの意向なのか、出走馬が増えてきましたが、残念ながら2着が最高で勝利には手が届きませんでした。
これまでは青葉賞からの出走が多かった印象ですが、今年は皐月賞からの王道ローテでした。
藤沢和雄&C.ルメールという組み合わせは、前週のソウルスターリングと同じコンビ。
藤沢調教師は今回のレース後に、「O.ペリエの方が巧いと思ってたけどやるじゃないか」と、ルメール騎手に冗談っぽく言ったようです。
藤沢調教師らしいですね。
ちなみにレイデオロは今回の出走馬の中で、唯一内国産馬の中でサンデーサイレンスの血が入っていない馬でした。
(外国産馬のベストアプローチも非サンデー)
レイデオロの母ラドラーダ、その母レディブロンド(ともに藤沢調教師の管理馬でした)
レディブロンドはディープインパクトの姉。
ウインドインハーヘアの血はスゴイ、という結論にさせていただきます。
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