27日の東京4Rでギャラッドに騎乗したC.ルメール騎手が、斜行により騎乗停止処分になりました。
これにより、翌週騎乗を予定していた京都記念のレイデオロに騎乗ができなくなりました。
代打の鞍上には、短期免許で来日予定のイタリアのD.バルジュー騎手が騎乗することが発表されました。
おそらくローカルを中心に騎乗予定であったと思われるバルジュー騎手にとっては、これ以上ない千載一遇のチャンスが巡ってきました。
短期免許の基準
外国人騎手が短期免許を取得するには、以下の条件のどちらかを満たす必要があります。
バルジュー騎手は、イタリアのリーディング1位と、カタールのダービー制覇で基準を満たしていたのでしょうか?
母国でのリーディング
過去2年の母国でのリーディング成績が以下の結果を残している必要があります。
- アメリカ(北米):賞金リーディング5位以内
- イギリス:賞金リーディング5位以内
- フランス:賞金リーディング5位以内
- アイルランド:賞金リーディング3位以内
- 香港:賞金リーディング3位以内
- オーストラリア:賞金リーディング3位以内
- ドイツ:賞金リーディング1位
- ニュージーランド:賞金リーディング1位
- その他:賞金リーディング1位かつGⅠ競走優勝騎手
JRAの指定外国競走の勝利
JRAが指定している、G1競走を通算2勝している必要があります。
対象のG1競走は、以下を参照。
http://www.jra.go.jp/keiba/program/pdf/housyoukin_4.pdf
D.バルジューと日本競馬
D.バルジューの日本での実績
D.バルジュー騎手はこれまで何度も短期免許で来日しています。
2003年の朝日杯FS(コスモサンビーム)などJRAの重賞を4勝しています。
2004年には京成杯でレイデオロの父キングカメハメハに騎乗しています(3着)
JRAの騎手試験
これまで2015年と2016年にJRAへの移籍を目指して、JRAの騎手試験を受験。
残念ながら1次試験で不合格となっていますが、今回のレースを足掛かりに今年も受験へ意欲を高めるかもしれません。
コメント