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10年未出走の謎の14歳牝馬、ソウタツが競走登録抹消

2004年7月4日の3歳上500万下の出走を最後に、10年以上に渡り未出走だった謎の14歳牝馬ソウタツが、13日付けでついに競走登録を抹消されました。
上記の抹消馬一覧に「最近のレース」という欄がありますが、他の馬が2014年に対してこの馬だけ2004年。
パッと見ると誤植ではないかと思ってしまします。
 

謎の牝馬ソウタツ

ソウタツは、通算成績9戦0勝。最高着順は4着。
9戦目の後に、美浦・宗像義忠厩舎から美浦・小桧山悟厩舎に転厩したため、最終的な所属は小桧山厩舎です。
字面だけ見ると、なんてことない普通の未勝利馬です。
ですが、ネット界隈を中心に、長期休養馬の中でも異常な馬がいるということで話題になりました。
 

 

ソウタツは既に種付済?

ソウタツについて更に驚きなのが、実はもう既に繁殖入りしていて種付けをしていたのではないかという話。
http://jbba.jp/stallion/26haigoumeibo.pdf
日本軽種馬協会の配合名簿によると、カリズマティックとボストンハーバーの欄にソウタツの馬名があります。
おそらく1回目は不受胎で2回種付けしたということだと思われます。
同名の馬は調べた限りでヒットしなかったので、おそらくこのソウタツではないかと思います。
行方不明説もあったので、これで少なくとも生存確認はされました。
 

なぜソウタツはこれだけの期間現役だったのか?

ソウタツが10年にも渡り、未出走のまま現役だったのか?

馬主 中村勝彦

色々な噂がありますが、もっとも有力な話は、馬主の中村勝彦氏絡みの話だと思われます。
中村勝彦氏は二代目中村勝五郎氏の孫であり、三代目中村勝五郎の息子。
二代目中村勝五郎氏は中山の名士で、中山競馬場の復興に功績のあった人物。
中央競馬馬主協会連合会会長、日本軽種馬登録協会名誉顧問、日本馬術連盟顧問などを務めて、藍綬褒章・勲四等旭日小綬章を受章しています。
中山氏はここ数年、中央ではソウタツしか所有馬がいませんでした。
ソウタツが登録抹消すると中村氏の所有馬がいなくなってしまします。
そうしますと、馬主資格の問題に発展してしまいます。(1年間馬を持たないと馬主資格が無くなるらしい。)
今年の2歳の所有馬にカキツバタという馬がいるので、この馬の登録により、ソウタツはようやく現役を引退できたのではないかと思われます。
 

青森 扶桑牧場

ソウタツはこれまでずっと青森の扶桑牧場に居たのだと思います。
普通は繁殖入りする際には、現役を抹消しなければならないので、上記にある既に種付けされていたという話が事実であれば、今回はルールに反しているということになります。
この中村家は特別扱いなのでしょう。きっと。
 

ダーレーの勝負服

ちなみに中村氏の勝負服は世界各国でダーレーが使用しているものと同じデザインです。
そのため、ダーレーは日本でのみ勝負服がちょっと違うデザインになっています。
 

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