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追悼。トウカイトリックの献花台を設置

JRAが京都競馬場に、先日安楽死で残念ながら亡くなった、トウカイトリックの献花台を設置したとのことです。

JRA京都競馬場は、4月16日に不慮の事故で亡くなったトウカイトリックを偲び、競馬場内に献花台を設置した。設置場所はパドックのすぐ近くにある馬頭観音のそば。期間は6月1日(3回京都開催の期間中)まで。
献花台は先週からすでに設置されており、すでに多くの方々が同馬を偲び手を合わせている。
「馬頭観音には多くの馬たちが祭られていますが、トウカイトリックもその中の1頭です。記帳はありませんが、写真などが飾られています」(JRA京都競馬場)
霊前にはすでに多くの献花が手向けられ、お供えのリンゴやにんじんがたくさん届けられている。
今週は同馬が昨年まで8年連続で出走(中央競馬同一重賞最多出走記録)した天皇賞(春)。これまでとは違うかたちだが、今年もトウカイトリックに会いたい多くのファンが集まるだろう。
http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=86633&category=A

献花台が用意されるのは異例

GⅠを勝っていない馬がこういった偲ばれることは異例だと思います。
競馬場で献花台が用意されることはそれほど多くありません。
記事中にもありますが、6月1日まで設置されているそうです。
 

 

ファンが多かったトウカイトリック

トウカイトリックはファンも多く、実績以上に多くの人の記憶に残った馬だと思います。
去年の天皇賞(春)での、関西テレビの岡安譲アナウンサーの「今日はこの馬に会いに京都競馬場に来た人も多いでしょう」という言葉が象徴しているように思います。
 

競走馬の安楽死

そんなトウカイトリックが何故「安楽死」という処置をしなくてはならなかったのか。

なぜ殺さなければならないのか?

恐らく、競馬のことをあまり多く知らない人は、可哀想にとか、なんで生かしてやらないんだ、とか言う人もいると思います。
Twitterとかでもそんなつぶやきを見ました。
ではなぜ「安楽死」という処置をしなければならないのか。
それは、馬が常に4本足で立てなければ生きていくことが出来ないからです。
馬は、重い体重を4本の脚で支えています。
その1本でも重度の骨折をしてしまうと、骨折した脚を庇うようになり、他の3本の脚に更なる負担がかかります。
負担がかかると、骨折をしていない脚の蹄に蹄葉炎などが発病します。

蹄葉炎に苦しんだテンポイント

1978年に亡くなった名馬テンポイントは、この蹄葉炎に苦しめられ、最期を迎えました。
蹄葉炎は、特に馬には死の病気で、生きながら蹄の内部が壊死してくる病気です。
やがて、衰弱死もしくは痛みによるショック死で死に至ります。
(稀にこの蹄葉炎を克服する馬もいます。(アグネスデキシイなど))
つまり「安楽死」をしてやらないと、生きながら、死以上の苦しみを味わなければならないのです。

安楽死について考える

ここまで説明しても理解してもらえない人もいると思います。
それでも人のエゴなのかもしれませんが、テンポイントの時代から医療の技術もどんどん向上しています。
人と多くの馬がもっと共に生きていけるために、今回のトウカイトリックや少し前のフジノウェーブのようなことが減ってくれればと思います。

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