羽田盃と東京ダービーを2024年からJRA所属馬に開放して、Jpn1競走として交流重賞となることが発表されました。
NARとJRAは20日、東京都内で合同会見を行い、2024年から3歳ダートの3冠競走を創設することを発表した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/126123de953ed9b5c66a53aa27325956da69b726
現在、南関東所属馬のみ出走可能な4月の羽田盃(大井1800メートル)と6月の東京ダービー(大井2000メートル)のSⅠ競走を、ダートグレード競走のJpnⅠに変更。芝と比べダート重賞の数が少なく、活躍の場が限られていたJRA所属馬に門戸を開放する。
これに伴い、従来7月に開催されていたJpnⅠジャパンダートダービー(大井2000メートル)は競走名を変更した上で、10月に施行時期を移すことになる。
これら羽田盃、東京ダービー、ジャパンダートダービーを「3歳ダート3冠競走」と位置づけ、賞金額も増額。3競走全てを優勝した馬に3冠ボーナスとして8000万円を交付する。
羽田盃と東京ダービーの歴史
羽田盃は1956年に大井盃として第1回が開催。
1964年から現在の名称となり、南関東所属馬の三冠競走の第1戦目として親しまれてきました。
東京ダービーは、1955年に春の鞍として第1回が開催。
1966年から現在の名称となり、南関東所属馬にとっての栄誉あるダービーとして開催されてきました。
大井のレジェンドの的場文男がこのレースを勝てないジンクスがあることもお馴染みですね
歴史あるこの2レースが中央に門戸が開かれて形があることについて、賛否両論あるかと思います。
個人的には、マカニビスティーやバルダッサーレのような中央移籍組の反則みたいな東京ダービー馬が過去にいたことを考えても、いずれはこうなるのではないかと思っていました。
ダートのG1、Jpn1競走の一覧
現時点でわかっている範囲で、2014年よりダートのG1およびJpn1競走は合計で14レースとなります(中央2レース、地方12レース)
施行時期 | レース名 | グレード | 競馬場 | 距離 | 出走条件 |
---|---|---|---|---|---|
1月 | 川崎記念 | Jpn1 | 川崎 | 2100 | 4歳以上 |
2月 | フェブラリーS | G1 | 東京 | 1600 | 4歳以上 |
5月 | かしわ記念 | Jpn1 | 船橋 | 1600 | 4歳以上 |
4月 | 羽田盃 | Jpn1 | 大井 | 1800 | 3歳牡・牝 |
6月 | 東京ダービー | Jpn1 | 大井 | 2000 | 3歳牡・牝 |
6月 | 帝王賞 | Jpn1 | 大井 | 2000 | 4歳以上 |
10月 | マイルCS南部杯 | Jpn1 | 盛岡 | 1600 | 3歳以上 |
10月 | ジャパンダートダービー (名称変更予定) | Jpn1 | 大井 | 2000 | 3歳牡・牝 |
11月 | JBCレディスクラシック | Jpn1 | 持ち回り | – | 3歳以上牝 |
11月 | JBCスプリント | Jpn1 | 持ち回り | – | 3歳以上 |
11月 | JBCクラシック | Jpn1 | 持ち回り | – | 3歳以上 |
11月 | チャンピオンズカップ | G1 | 中京 | 1800 | 3歳以上 |
12月 | 全日本2歳優駿 | Jpn1 | 川崎 | 1600 | 2歳 |
12月 | 東京大賞典 | G1 | 大井 | 2000 | 3歳以上 |
1997年にダートグレード競走の格付けが設定されたときは、地方のG1(統一G1)競走は、
- 川崎記念
- 帝王賞
- 南部杯
- 東京大賞典
の4レースだけだったことを考えると、随分と数が増えたと感じてしまいます。
コメント