出走メンバー中唯一の3歳馬サトノダイヤモンドが、暮れの大一番の有馬記念を制覇。
菊花賞に続くG1連勝で、年度代表馬争いは混沌としてきました。
中央競馬のグランプリレース「第61回有馬記念」は25日、中山競馬場の2500メートル芝コースに16頭が出走し争われ、1番人気のサトノダイヤモンド(ルメール騎乗)が優勝、賞金3億340万2000円を獲得した。
サトノダイヤモンドは菊花賞に続くGI2勝目。2番人気のキタサンブラックは2着だった。
http://www.sankei.com/sports/news/161225/spo1612250011-n1.html
サトノダイヤモンドのオーナーである里見治氏は、菊花賞→香港ヴァーズ→朝日杯FS→有馬記念と、この秋だけでG1を4勝。
これまでのG1と縁遠かったのはなんだったのか・・・と思ってしまいます。
アドバイザー的ポジションにいる、池江泰郎元調教師のおかげなんですかね。
キタサンブラックは1戦ごとに力をつけている印象。
サトノラーゼンが3コーナー付近で上がってこなければ、そのまま押し切っていたかもしれません。
ゴールドアクターは去年と同じレースをしての3着。
もう一絞りされてれば・・・という感じもしますが、実力を出し切ったと思います。
上位人気の3頭がそれぞれ全力を出して好勝負を演じたこともあり、ここ数年でも上位のベストレースだったと思います。
今回のレース前には、ディープインパクト産駒は有馬記念を苦手としているのではないか?という声もありました。
実際に、ディープ産駒が有馬記念で好走した例は、超スローペースだった2015年のジェンティルドンナのみでした。
しかし、これまでの有馬記念には、活きの良いディープ産駒が参戦していなかったという事実もありました。
有馬記念に出走したディープインパクト産駒
年 | 着順 | 馬名 | 馬齢 | 人気 |
---|---|---|---|---|
2013 | 15着 | ダノンバラード | 牡5 | 9人気 |
2014 | 1着 | ジェンティルドンナ | 牝5 | 4人気 |
6着 | ラキシス | 牝4 | 11人気 | |
7着 | ラストインパクト | 牡4 | 7人気 | |
8着 | トーセンラー | 牡6 | 8人気 | |
9着 | デニムアンドルビー | 牝4 | 16人気 | |
11着 | サトノノブレス | 牡4 | 13人気 | |
14着 | ヴィルシーナ | 牝5 | 12人気 | |
2015 | 4着 | マリアライト | 牝4 | 12人気 |
6着 | トーセンレーヴ | 牡7 | 14人気 | |
12着 | ラストインパクト | 牡5 | 9人気 | |
2016 | 1着 | サトノダイヤモンド | 牡3 | 1人気 |
5着 | ミッキークイーン | 牝4 | 7人気 | |
9着 | デニムアンドルビー | 牝6 | 11人気 | |
10着 | マリアライト | 牝5 | 6人気 | |
13着 | サトノノブレス | 牡6 | 13人気 |
上記の通り、今年まではディープ産駒の3歳馬の出走はゼロ。
さらには、5人気以上の支持を集めた実力馬もジェンティルドンナのみ。
つまり、単にちゃんと強いディープインパクト産駒が出走してなかっただけ、とも言えると思います。
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