※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

浦和の小久保智調教師

伏兵ラッキープリンスが第61回東京ダービーを制覇。
騎乗した今野忠成騎手、管理する小久保智調教師ともに東京ダービー初制覇となりました。
34回目のダービー挑戦となる的場文男騎手のパーティメーカーは、あと1歩及ばず2着でした。

2015-東京ダービー
6月3日(水)の大井競馬11R、第61回東京ダービー(SI、サラ3歳、定量、ダート2000メートル、16頭立て、1着賞金=4200万円)は、今野忠成騎手騎乗で9番人気のラッキープリンス(牡、浦和・小久保智厩舎)が4番手から、直線で抜け出して快勝。タイムは2分7秒5(稍重)。パーティメーカー(6番人気)騎乗で、58歳にして初のダービー制覇に燃える的場文男騎手は渾身のムチで追い上げたが、3/4馬身及ばず2着。浦和所属馬の東京ダービー制覇は1990年のアウトランセイコー以来25年ぶり3度目で、小久保厩舎はワンツーフィニッシュを飾った。

小久保智調教師

浦和の小久保調教師は、今年の東京ダービーに最多の3頭を送り込みました。
結果は1着 ラッキープリンス、2着 パーティーメーカー、12着 ジャジャウマナラシ、とワンツーフィニッシュでした。

小久保調教師について

小久保調教師は2005年に厩舎を開業。現在43歳とかなり若い調教師です。
2008年に3年目で浦和リーディングを獲得すると、2012年には南関東リーディングトレーナーに輝きました。
去年は南関東の年間最多勝記録を更新する132勝を挙げて、3年連続でリーディングトレーナーになっています。
(全国リーディングは高知の雑賀正光調教師)

浦和で開業した経緯

これまで南関東といえば、レースレベル、馬のレベル、売上、あらゆる面で浦和は、大井・船橋・川崎の3場に後れを取っていました。
そんな浦和で小久保調教師はなぜ厩舎を開業したのか?
答えはシンプルで、浦和なら調教に乗せてもらえるという話があったから。

浦和にきたのが20歳です。大井には2年いました。2年目の時に今の嫁さんと出会って、“結婚をするなら厩務員より上を目指そう”と思いました。でも、“大井でやっていくのは無理だな”と。調教にも乗せてもらえないんです。どうしたらいいか、と考えていたら、浦和なら調教に乗せてくれる、という話がありました

他場の騎手起用

浦和所属の小久保調教師ではありますが、あまり浦和所属の騎手を起用しません。
浦和所属で騎乗が多いのは、厩舎所属の橋本直哉騎手くらいです。
左海誠二(船橋)や的場文男(大井)といった南関東の他場の騎手や、吉原寛人(金沢)や田中学(園田)といった南関東以外の騎手も起用します。
今回の東京ダービーでも、管理馬に騎乗した3名の騎手は、全員が浦和以外の所属騎手でした。

浦和所属の東京ダービー

浦和所属の馬が東京ダービーを制したのは、1990年のアウトランセイコー以来25年ぶり3頭目。
それだけ、浦和からは実力馬がなかなか出てこなかったのだろうと思います。
浦和競馬の名馬というと、キングハイセイコー、ゴールドスペンサーくらいでしょうか。
(あとは中央転厩後に活躍したトロットサンダー)
ちなみに、小久保厩舎から出走した今回の3頭は、いずれも重賞勝ち馬だったので十分に勝機はありましたが。

的場文男の東京ダービー

35回目のダービー挑戦も、2着と及ばなかった的場文男騎手。
「大井の7不思議」のひとつとも言われる的場文男が東京ダービーを勝てないジンクス。
これで9度目の2着を記録しました。
勝ったラッキープリンスも1度騎乗経験がある馬だっただけに、悔しいところだと思います。
1、2着馬を管理する小久保調教師は、的場文男騎手にダービーを勝ってほしかったようなので、複雑な心境かもしれません。

「今年は的場文男がダービージョッキーになるところを見ていてほしいですね。どの馬が、という話ではありませんが、今年はそこを注目してほしいですね。こちらも精一杯応援します」

来年、36回目のダービー挑戦の際に、小久保調教師がもっとすごい馬を用意してくれることに個人的に期待をします。
レース後の的場騎手のコメント。まだまだ挑戦は続きます。

「展開はうまくいったけどね。また乗るよ!もうこれは俺の人生の宿題だから」

コメント

タイトルとURLをコピーしました