無敗馬が揃って注目の集まった桜花賞。
3戦3勝の有力馬が3頭も揃ったレースは、1勝馬のレッツゴードンキが逃げ切り勝ちで1冠目を制しました。
1勝馬による桜花賞制覇は史上6頭目の記録です。
12日の阪神11Rで行われた第75回桜花賞(3歳牝馬オープン、GI、芝1600メートル、18頭立て、1着賞金=8900万円、1~4着にオークスの優先出走権)は、岩田康誠騎手騎乗の5番人気レッツゴードンキ(栗東・梅田智之厩舎)が先手を取ってスローペースに落とし、まんまと逃げ切って優勝。重賞初制覇をこの大一番で果たした。タイムは1分36秒0(良)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150412-00000524-sanspo-horse
全ての条件が向いたレッツゴードンキ
チューリップ賞敗退組の逆襲
勝ったレッツゴードンキは展開も味方にしての圧勝。
かかり癖のある馬だけに、前走から思い切りよく行った岩田康誠騎手の好判断だったと思います
1~3着はチューリップ賞敗退組でした。
チューリップ賞で人気に推されて、馬場に泣いたメンバーが見事に逆襲。
逆に好走していた1、2着は良いところなく敗退でした。
馬名 | チューリップ賞 | 桜花賞 |
---|---|---|
ココロノアイ | 1着(5人気) | 10着(2人気) |
アンドリエッテ | 2着(7人気) | 6着(4人気) |
レッツゴードンキ | 3着(2人気) | 1着(5人気) |
コンテッサトゥーレ | 6着(4人気) | 3着(8人気) |
クルミナル | 11着(1人気) | 2着(7人気) |
関西馬の逆襲
今年のクラシック戦線は、ここまで関東馬が主役を務めておりました。
ですが、終わってみれば関西馬が1~4着を独占という結果になりました。
関東馬はフェアリーSを制したノットフォーマルが5着と最先着。
期待されていたルージュバック、ココロノアイ、キャットコインは全く良い所なく敗退。
展開云々はそれぞれの陣営の思惑はあると思いますが、期待されていた関東馬3頭が直線後方で馬体をぶつけ合っているのを見て、これではダメだなと思いました。
展開の利
岩田騎手とレッツゴードンキは上手いレースでした。
他の馬たちは、ルージュバックをマークしたのもあると思いますが、競馬をしていないようなものだと思います。
そういう意味では物足りなく残念な桜花賞でした。
レッツゴードンキの今後
レッツゴードンキは、陣営が距離不安をもっているとのことで、NHKマイルCを視野に入れているようです。
確かに、母がダート短距離で活躍したマルトクということを考えると、不安があるようにも感じます。
ルージュバックの敗因
ルージュバックは圧倒的1番人気に応えられずに敗退。
全く良い所がありませんでした。
敗因はいくつもあるかと思います。
- スローの展開の中であの位置取り
- 直線で上手く捌けなかったこと
- 初めての他頭数
- 実はきさらぎ賞が低レベルだっただけ
これからオークスに向けて検証する必要があると思います。
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