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上がり3ハロンが速いことにどこまでの価値があるのか?

レッドアリオンがマイラーズCで待望の重賞初勝利を挙げました。
兄のクラレントが6勝しているのに対して遅れをとっていましたが、低評価も覆す快勝でした。

2015-マイラーズC
レッドアリオン(牡5、橋口弘)が、重賞初制覇を果たした。サンライズメジャーがじわっと出てハナに立ち、直線も先頭で粘る。しかし、外から迫ったレッドアリオンが、ゴール直前で差し切った。
 1番人気のフィエロは内から伸びてきたが、首+首差届かず3着だった。13年の福島記念以来となる重賞5勝目を飾った川須栄彦騎手(23)は「理想的な形で乗れた。後ろに強い馬がいたが、馬が頑張って残してくれた。馬の成長を感じた。(安田記念に向け)今が充実期。これからもっとよくなってくると思う」と話した。

エリモピクシー産駒

勝ったレッドアリオンの母は、エリザベス女王杯4着などの実績があるエリモピクシー。
兄弟には、同じレースに出走したクラレント(10着)以外に、デイリー杯2歳S勝ちのあるリディル、ファルコンS 2着のサトノルパンがいます。
兄たちも重賞勝ちはあってもGⅠでは足りていません。
母もそうであったように、レッドアリオンも安田記念の優先出走権を確保しましたが、本番では足りないかな?という印象です。

上がり最速のディアデラマドレ

今回勝ち馬以上に注目を集めたのが、3番人気7着のディアデラマドレ。
最高方から追い込んでくるものの、上位入着には至りませんでした。

驚異の3ハロン31.9秒

このときの上がり3ハロンのタイムがなんと31.9秒。
当然上がりは最速です。
2位のフィエロ(3着)が32.5秒であることから、凄い脚を使ったことは伝わると思います。
新潟コース以外で31秒台の上がりなんて聞いたことありません。
では、この上がりタイムにどのくらいの価値があるのか?
今回のレースは前半の800mと後半の800mでまったくペースが違います。
前半800m 47.7秒
後半800m 44.9秒
こんなスローペースの最高方から進んだのであれば、上がりが速くなるのは必然になってきます。

ヴィクトリアマイルに向けて

おそらく次走出走すると思われるヴィクトリアマイルでは、近5年で上がり最速の馬は勝っていません。
それどころか、レースが施行された2006年以降でも、ウオッカの1頭だけです。
(2着であれば、ブエナビスタやエアメサイアがいます)
それを考えると、今回の上がりで負けて強しのような人気を次もするのであれば、頭で狙うのは危険だと思います。

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