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未だに健在なブライアンズタイム産駒

未だに健在なブライアンズタイム産駒
GⅠ馬が4頭集結した好メンバーが揃った阪神牝馬S。
ヴィクトリアマイルに向けて復活が期待される実績馬たちを尻目に、連勝中のカフェブリリアントが勢いのまま3連勝で重賞初制覇を飾りました。

2015-hanshinhinbaStakes
11日の阪神11Rで行われた第58回サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークス(4歳上牝馬オープン、GII、芝1400メートル、17頭立て、1着賞金=5300万円、1着馬にヴィクトリアマイルの優先出走権)は、福永祐一騎手騎乗の4番人気カフェブリリアント(5歳、美浦・堀宣行厩舎)が好位追走から抜け出してV。3連勝で重賞初制覇を果たし、ヴィクトリアマイル(5月17日、東京、GI、芝1600メートル)の優先権を獲得した。タイムは1分21秒1(稍重)。

福永祐一&堀宣行

今年の福永&堀コンビは、既にサトノクラウンで弥生賞を制しています

福永祐一

鞍上の福永騎手は今年重賞4勝目。
今年は戸崎圭太騎手と熾烈なリーディング争いを繰り広げ中。
去年は自身で「制裁王」なんて自虐的な発言もありましたが、今年は順調に成績を残しております。

堀宣行

堀調教師は、モーリスのダービー卿CTに続いて2週連続の重賞制覇。
今年は、オーストラリアに遠征中のリアルインパクトや、クラシック戦線のサトノクラウン、ドゥラメンテなど期待の馬を多く抱えています。
リーディングトレーナー部門でも、1位に1勝差の3位につけております。
元々、口下手で取材があまり好きな調教師でなく、厩舎を辞めていく人もいるなど悪い噂が流れやすい調教師ではありますが、実績や能力は間違いないところ。
今年は初のリーディングがあり得るかもしれません。

父・ブライアンズタイム

カフェブリリアントの父は、あのブライアンズタイムです。

ブライアンズタイムについて

ブライアンズタイムは説明不要の大種牡馬です。
サンデーサイレンスやトニービンと共に、90年代後半の種牡馬界の中心にいた馬でした。
ナリタブライアンやマヤノトップガンといった代表馬をはじめ、芝・ダート問わず多くの活躍馬を輩出しました。

ブライアンズタイム産駒

ピーク時はクラシック戦線や古馬の王道路線で活躍する馬を輩出していたブライアンズタイム産駒ですが、年齢を重ねるにつれて産駒の傾向はダート中心になってきました。
近年は、エリザベス女王杯を制したレインボーダリア、菊花賞2着のスカイディグニティなど年1頭くらいで活躍馬を出すものの、重賞勝利からは遠ざかっていました。
そんな状況での勝利だったので、産駒たちの健在っぷりに驚きです。
カフェブリリアントは500万下を勝ちあがるのに時間を要し、今回の勝利も5歳でのもの。
老いても盛んな産駒の特徴が出たような気がします。

晩年のブライアンズタイム

一時代を作ったブライアンズタイムではありますが、2013年に死亡。
サンデー、トニービンよりも長生きし享年は28歳でした。
アロースタッドで、亡くなった年まで種付けをしていたブライアンズタイム。
私は、亡くなる前年にブライアンズタイムに会いましたが、既におじいちゃんって感じで、優しい顔つきが特徴的でした。

カフェブリリアントの兄姉

カフェブリリアントの姉は、2013年の阪神牝馬Sの勝ち馬サウンドオブハート。
今回の勝利は姉妹での制覇となりました。
兄のカフェラピードは優駿スタリオンステーションで種牡馬入りしているようです。
(種付料は、出生条件10万円)

新冠町にある優駿スタリオンステーションで、カフェラピード (牡7歳)が種牡馬として供用を開始した。
 カフェラピード は父マンハッタンカフェ、母シンメイミネルバ、母の父カーリアンという新ひだか町のタイヘイ牧場生産馬。1歳下の半妹には2013年の阪神牝馬ステークス(G2)勝ち馬のサウンドオブハート、おじには2011年、2012年のマイラーズカップ(G2)連覇や2011年の京都金杯(G3)などを制したシルポートがいる。

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