フェブラリーSは、去年の覇者コパノリッキーが連覇を達成しました。
去年は、単勝シンガリ人気の272倍。今年は1番人気で2.1倍。
GⅠでこのようなケースでの勝利は初めてだと思います。
22日の東京11Rで行われた第32回フェブラリーステークス(4歳上オープン、GI、ダート1600メートル、16頭立て、1着賞金=9400万円)は、武豊騎手騎乗の1番人気コパノリッキー(牡5歳、栗東・村山明厩舎)が2番手追走から抜け出して連覇を達成した。タイムは1分36秒3(良)。
ダート界、世代交代か?
武豊とコパノリッキー
コパノリッキー自身が先行馬の割には、チャンピオンズCのようにゲートの出がイマイチな馬。
先手を取ると予想されたコーリンベリーが出遅れて、展開がどうなるかと思われましたが、スムーズに2番手に追いつけた分だけレースはし易かった印象です。
前走の東海Sからコンビを組んだ武豊騎手とも手が合うのであろうと思います。
川崎記念を制したホッコータルマエと共に、ダート路線は2強ですね。
コパノリッキーの今後
この後は、かしわ記念連覇を目標に調整を進めるようです。
(ドバイには行かないのですね。)
チャンピオンズCでのリベンジが大目標とのことです。
ホッコータルマエはドバイワールドカップに向かうので、再戦は早くて帝王賞。おそらく秋以降になるかと思います。
5歳馬がワンツースリー
大野拓弥騎手から内田博幸騎手に乗り替わったインカンテーションが2着。
こちらも乗り替わりが功を奏した結果になりました。
3着のベストウォーリアも含め、5歳馬が上位を独占。
ダート界は高齢馬が長く活躍しがちですが、世代交代の感がありますね。
7歳のグレープブランデー、ローマンレジェンドが4、5着に頑張りましたが、長く中心を走ってきたワンダーアキュートやシルクフォーチュンあたりは、そろそろお役御免なのだろうと思います。
フェブラリーS連覇を目指した馬たち
コパノリッキーはフェブラリーS史上初の連覇となりました。
GⅠ昇格した1997年以降、フェブラリーS連覇に挑んだ馬は以下の通りです。
メイセイオペラ | 1999年 | 1着(2人気) | 2000年 | 4着(3人気) |
ウイングアロー | 2000年 | 1着(4人気) | 2001年 | 2着(2人気) |
ノボトゥルー | 2001年 | 1着(5人気) | 2002年 | 3着(2人気) |
アドマイヤドン | 2004年 | 1着(1人気) | 2005年 | 5着(2人気) |
メイショウボーラー | 2005年 | 1着(1人気) | 2006年 | 15着(9人気) |
ヴァーミリアン | 2008年 | 1着(1人気) | 2009年 | 6着(2人気) |
サクセスブロッケン | 2009年 | 1着(6人気) | 2010年 | 3着(2人気) |
トランセンド | 2011年 | 1着(1人気) | 2012年 | 7着(1人気) |
テスタマッタ | 2012年 | 1着(7人気) | 2013年 | 7着(4人気) |
これまでの馬たちを見ても、連覇を達成することは難しいということが良く分かります。
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