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暴力行為で騎乗停止になった騎手

JRAから吉田隼人騎手を騎乗停止処分にするという発表がされました。

吉田 隼人騎手(美浦・フリー)は、平成26年7月30日(水)午後9時頃、札幌市内において知人に対し暴力を振るったことにより、平成26年11月10日(月)、札幌簡易裁判所において罰金刑に処されました。
このことは、本会の騎手として重大な非行があったものと認められるため、日本中央競馬会競馬施行規程第148条第4項により平成26年11月12日(水)から裁定委員会の議定があるまで同騎手の騎乗を停止することとしましたので、お知らせいたします。
http://www.jra.go.jp/news/201411/111203.html

上記にある「施行規定第148条4項」とは
『裁決委員は、必要があると認めるときは、裁定委員会の議定すべき事項の関係者に対し、その議定のあるまで、馬の調教、騎乗若しくは馬の出走を停止し、又はその議定のあるまで、その者に係る賞状、賞品若しくは賞金の授与若しくは支払を停止することができる』
ということだそうです。
 

吉田隼人騎乗停止による影響

吉田隼人騎手は、秋競馬は基本的に第3場の福島競馬場で騎乗しています。
ローカル開催でソコソコ質の良い馬が集まってくる騎手であるだけに、福島開催に関わる関係者の影響は大きいのではないかと思います。
騎乗停止期間がいつまでになるかはこれから検討されると思いますが、場合によっては菊花賞3着のゴールドアクター(現在放牧中)への騎乗に影響が出る可能性もあるかと思います。
 

 

競馬関係者と暴力事件

競馬関係者の不祥事は挙げたら何件か出てきてしまいます。

競馬サークル内での事件

後藤浩輝騎手による吉田豊騎手への木刀事件や、上村洋行元騎手と青木芳之元騎手への暴力行為、田中剛元騎手(現調教師)から江田照男騎手へのヘッドロックなどなど。
かつては、岡部幸雄元騎手が杉浦杉浦宏昭元騎手(現調教師)をレース中に馬上で殴ったなんてこともありました。
これらのケースは、競馬サークル内での事件です。
今回については、「知人」とあるので、おそらく一般人を巻き込んでの問題だと思われます(記者とかの可能性はありますが)
 

一般人との事件

競馬サークル内ならマシとかそういう問題ではないですが、一般人が関わってくるとJRAはより一層厳しい処分をしなければならないし、世間からの目も厳しくなります。
最近では2006年に藤田伸二騎手が飲食店で口論になった一般人に暴力を振るったことで3ヶ月の騎乗停止になりました
(被害者とは後に示談成立)
また、地方競馬ですが菅原勲調教師が暴行容疑で処分を受けました。
 

吉田隼人騎手の処分

今回の吉田隼人騎手の件は、罰金刑に処されたとあるので、藤田騎手のときと同程度の騎乗停止期間になるのではないかと思います。
個人的に吉田隼人騎手は好きな騎手なので残念です。
騎手という職業に就かれている方々は、おそらく負けん気が強くアグレッシブな人が多いと思います。そういう気持ちは大事だと思いますが。
ですが、たとえ理由次第で同情の余地はあったとしても、暴力行為はNGであると思います。

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