CBC賞は4番人気の牝馬トーホウアマポーラが差し切り勝ちを決め、管理する高橋亮調教師が、調教師として重賞初勝利を飾りました。
騎乗した福永祐一騎手は、高橋調教師の競馬学校時代の同期で、初勝利もこの馬で福永祐一騎手騎乗でした。
6日の中京11Rで行われた第50回CBC賞(3歳上オープン、GIII、芝1200メートル、16頭立て、1着賞金=3800万円、サマースプリントシリーズ2戦目)は、福永祐一騎手騎乗の4番人気トーホウアマポーラ(牝5歳、栗東・高橋亮厩舎)が直線で差し切り重賞初制覇を果たした。タイムは1分8秒6(良)。
固い絆で結ばれた同期コンビが、結果を出した。ハンデ戦のスプリント重賞を制したのはトーホウアマポーラ。馬が重賞初制覇なら、開業2年目の高橋亮調教師も、競馬学校時代の同期・福永祐一騎手の手綱によって重賞初制覇を果たした。
レースは人気のベルカントが馬なりでハナに立ち、エピセアローム、マヤノリュウジンが続く。軽快に飛ばすベルカントだが、直線半ばではエピセアロームがかわして先頭に立つ展開。しかし、先行馬を見る位置でレースを進めていたトーホウアマポーラが直線で決め手を爆発させ、鮮やかに差し切って初の重賞勝ちを決めた。1/2馬身差の2着は3番人気のエピセアローム。さらに1馬身1/4差の3着には外から伸びた10番人気のニンジャが入っている。
http://race.sanspo.com/keiba/news/20140706/ope14070615450007-n1.html
競馬学校花の12期生の高橋亮調教師
高橋亮調教師は、競馬学校の花の12期生で、同期には福永祐一騎手以外に和田竜二、柴田大知、増沢(牧原)由貴子、細江純子といった実績も話題性もある面々がいます。
父は元騎手・元調教師の高橋隆氏。
高橋亮調教師自身も、橋口弘次郎厩舎の所属騎手として期待も高く、デビューから3~4年目くらいまでは、その期待に見合った活躍をしていました。
しかし、落馬による怪我や、アイアンリアリティで落馬して以降、主戦であったダイタクリーヴァから降ろされ、橋口厩舎や社台グループの馬に騎乗する機会が減っていき、成績も落ちてきました。
その後、父の厩舎を継ぐ形で若くして調教師になりましたが、幸先の良いスタートを切れていて好調のようです。
また、開業前には、福永騎手から有力馬主を紹介したりしてもらっていたようです。
最終レースは、同じく同期の和田竜二騎手が騎乗したサトノデプロマットが、1番人気に応え快勝しました。
今後も「花の12期生」のコンビに注目が集まりそうです。
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