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武豊と角居勝彦

第65回毎日王冠は、人気薄のエアソミュールが武豊騎手を背に快勝しました。

2014-毎日王冠秋の東京開幕を飾る「第65回毎日王冠」が12日、東京競馬場で行われ、中団を進んだ8番人気エアソミュールが馬群を縫って、突き抜けて快勝。6月鳴尾記念に続く重賞2勝目で、天皇賞・秋(11月2日、東京)の優先出走権を獲得した。
 さすがは名手・武豊。ペースは流れていると見るや、息を潜めて中団で末脚を温存。残り1F、グランデッツァとディサイファの間の1頭分のスペースを見逃さず、スパッと抜けた。JRA重賞292勝目を飾った武豊は「ラストでもう1段伸びて、よし勝てる…と。気性的に難しい馬だったのが、以前より乗りやすくなっていた。厩舎スタッフもさすが」と爽やかな笑顔で振り返った。角居師は「調教では行きたがる面を見せていたので、正直どうかな?と思っていた。ジョッキーがうまく乗ってくれました」と名手に最敬礼。角居厩舎は昨年の菊花賞馬エピファネイア、ジャパンC2着馬デニムアンドルビーと共に、天皇賞は豪華3頭出しも視野に入れている。「ようやく完成に近づきつつある。毎日王冠を勝てば、G1に近づいていると思う」と手応えを語った。
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2014/10/13/kiji/K20141013009092250.html

エアソミュール&武豊

人気薄の武豊

武豊騎手は今回、過去の重賞勝利で最も人気薄での勝利となりました。
これまであまり人気薄の馬に乗る機会もありませんでした。
かつては武豊が乗るというだけで人気になっていたので、こういう結果に繋がったのだろうと思います。

エアソミュールの次走

エアソミュールはこの後順調なら天皇賞に向かうと思います。
武豊騎手はトウケイヘイローの故障により騎乗馬が特に見当たらないので、この馬に乗るのだろうと思います。
(これまでの主戦騎手である戸崎圭太騎手は、ジェンティルドンナに騎乗する予定)
[追記]
エアソミュールの次走は金鯱賞に決定。武豊騎手は天皇賞(秋)ではヒットザターゲットに騎乗することになりました。

武豊・角居勝彦コンビ

さて、エアソミュールを管理する角居勝彦調教師と言えば、かつては武豊騎手とのコンビで多くの重賞を制覇してきました。

武豊&角居勝彦の重賞勝ち鞍

2002年 東スポ杯2歳S(ブルーイレヴン)での初重賞制覇を皮切りに、カネヒキリ、ウォッカ、ヴィクトワールピサなどの多くの有力馬に武豊騎手を起用してきました。

年月日レース名馬名
2002/11/16東スポ杯2歳SGⅢブルーイレヴン
2005/01/05京都金杯GⅢハットトリック
2005/01/30東京新聞杯GⅢハットトリック
2005/04/24フローラSGⅡディアデラノビア
2005/06/04ユニコーンSGⅢカネヒキリ
2005/11/26JCダートGⅠカネヒキリ
2006/02/19フェブラリーSGⅠカネヒキリ
2007/05/27目黒記念GⅡポップロック
2008/11/02天皇賞(秋)GⅠウオッカ
2009/05/17ヴィクトリアマイルGⅠウオッカ
2009/06/07安田記念GⅠウオッカ
2009/12/26ラジオNIKKEI杯2歳SGⅢヴィクトワールピサ
2010/03/07弥生賞GⅡヴィクトワールピサ
2014/10/12毎日王冠GⅡエアソミュール

騎乗機会激減のキッカケ

島田明宏氏の著書によると、武豊騎手が2009年の毎日杯(ザタイキ)で落馬負傷した際には、ザタイキの藤原英昭調教師と共に、緊急搬送される武豊騎手のもとに駆け付けたそうです。
その後、武豊騎手が復帰するとヴィクトワールピサでのコンビで凱旋門賞挑戦をしますが、武豊騎手の調子が全盛期に戻っていないと見るや、徐々に騎乗依頼が減っていきました。

絶縁や対立の噂

絶縁だとか、社台が口出ししているとか、清山宏明調教助手が武豊騎手に敵対しているとか、様々な噂も流れました。
その後、角居勝彦と武豊のコンビは、メイショウの松本好雄氏や、トーセンの島川隆哉氏など、武豊騎手を贔屓にしているオーナーの馬以外ではあまり見られなくなっていきました。
そんな状況もあってか、今回のエアソミュールでの角居勝彦と武豊のコンビでの重賞勝ちは、武豊騎手が大怪我をする直前の2010年3月の弥生賞(ヴィクトワールピサ)以来、実に4年7か月ぶりの勝利となりました。

復縁?和解?コンビ復活?

今後、急に角居勝彦調教師が依頼を増やすとは思わないですが、徐々にまたこの組み合わせが重賞戦線を賑わしてくるかもしれません。
世間は「和解」と捉えるかもしれませんが、プロの世界なので、当人同士は何の遺恨もないと思います。

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