昨日のかしわ記念は、田辺裕信騎手が騎乗したコパノリッキーが、フェブラリーSに続いてGⅠ2連勝を飾りました。
◆第26回かしわ記念(5日、千葉・船橋競馬場=1600メートルダート、地方競馬統一G1)
2番人気で中央所属のコパノリッキー(田辺裕信騎乗)が1分39秒2で勝ち、中央のフェブラリーステークスに続きG1・2勝目、1着賞金6000万円を獲得した。
コパノリッキーはスタートで出遅れ、5番手を追走する展開。4コーナーで先行馬の外に並びかけ、最後の直線で力強く伸びて勝利した。2馬身差の2着は4番人気のセイクリムズン、さらに鼻差の3着はワンダーアキュートで、中央勢が上位を独占した。
http://www.hochi.co.jp/horserace/20140505-OHT1T50120.html
馬主 ドクターコパ
コパノリッキーといえば、馬主はお馴染のドクターコパこと小林祥晃氏。
今年は、コパノリッキー以外にもコパノリチャードで高松宮記念も制しています。
コパ氏は、2002年に馬主になってから、笠松のラブミーチャンが大当たりしましたが、中央では目黒記念勝ちのコパノジングーと短距離で走ったコパノフウジンくらいしか、重賞戦線で目立った馬はいませんでした。
それが今年の明け4歳世代のコパノリッキー、コパノリチャードが大当たり。
さらには昨年暮れの有馬記念で、人気薄のラブイズブーシェが4着に好走するなど、ここ1~2年で持ち馬の活躍が目覚ましいです。
これも風水効果なのですかね?
個人馬主の当たり年?
コパ氏以外にも去年から今年にかけて、いわゆる「個人馬主」の活躍が目立っているような気がします。
昨年の2冠牝馬メイショウマンボは、メイショウの冠でお馴染の松本好雄氏の持ち馬。
ドバイデューティフリーで圧勝した去年の天皇賞馬ジャスタウェイは、アニメ銀魂の脚本家の大和屋暁氏。
川崎記念の勝ち馬のホッコータルマエは、北海道の土建会社の矢部道晃氏。
近年は、金子真人氏やアドマイヤの近藤利一氏の馬がGⅠ勝ちからご無沙汰であったり、フサイチの関口房朗氏が色々あったりで、個人馬主よりも、サンデーレーシングやキャロットファームといった、いわゆる「クラブ馬主」の方が目立っていた傾向にあったと思います。
もっと前は、社台ファーム(吉田一族)、メジロ牧場(北野氏)、シンボリ牧場(和田氏)といった、オーナーブリーダーの時代でしたが。(社台ファームは「今も」ですが。)
GⅠ勝ち馬と馬主
今年の日本のGⅠは今のところ、
川崎記念 | ホッコータルマエ | 矢部道晃 | 個人馬主 |
フェブラリーS | コパノリッキー | 小林祥晃 | 個人馬主 |
高松宮記念 | コパノリチャード | 小林祥晃 | 個人馬主 |
桜花賞 | ハープスター | キャロットファーム | クラブ馬主 |
皐月賞 | イスラボニータ | 社台レースホース | クラブ馬主 |
天皇賞(春) | フェノーメノ | サンデーレーシング | クラブ馬主 |
かしわ記念 | コパノリッキー | 小林祥晃 | 個人馬主 |
個人馬主が4勝でリードしてます(中央に限れば逆転しますが…)
ちなみに去年の現段階では、個人馬主の馬では、かしわ記念のホッコータルマエと桜花賞のアユサンくらいでした。
NHKマイルCの注目馬
さて、今週末のNHKマイルCで最有力馬であるミッキーアイルは、CMでお馴染の(株)オービックの取締役である、野田みずき氏の持ち馬です。
これは、個人馬主の馬が来る流れですかね。
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