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悲運が重なり続けたグロリアスノア

2010年JCダート2着のグロリアスノアの引退が発表されました。
今後は茨城県稲敷郡美浦村の松風馬事センターで乗馬となる予定とのことです。
正直、引退するのが5年遅いよ。という感じです。
実力はあり、実績は残したものの、この馬は運がなかったとしか言いようがない気がします。

gloriousnoahJRAのダートGIIIを2勝したグロリアスノア(牡10歳、美浦・小西一男厩舎、父プリサイスエンド、母ラヴロバリー)が、1月14日付でJRAの競走馬登録を抹消した。今後は茨城県美浦村の松風馬事センターで乗馬となる予定。
 グロリアスノアは16戦5勝(うち地方1戦0勝、UAE1戦0勝=2010年ゴドルフィンマイル・GIIで4着)。重賞は根岸S、武蔵野Sの2勝(ともに2010年、GIII)。獲得総賞金は2億179万6800円。2年半ぶりに出走した1月9日のポルックスS(中山、オープン、ダート1800メートル)の15着が現役最後のレースとなった。
http://race.sanspo.com/keiba/news/20160114/ope16011417020012-n1.html

グロリアスノアの転厩騒動

グロリアスノアは、重賞2勝(根岸S、武蔵野S)やJCダート2着、さらにはドバイのゴドルフィンマイルで4着になるなど活躍。
しかし、JCダートの2着を最後に、栗東・矢作厩舎から美浦・小西厩舎に転厩をします。
一流のオープン馬の転厩はあまりないので、グロリアスノアの謎の転厩はちょっとしたニュースになりました。
転厩理由の真相は分かりませんが、オーナーの高野葉子氏と矢作芳人調教師の間で、ジョッキーについて意見の食い違いがあったと、当時は騒がれていた記憶があります。
(余談ですが、矢作厩舎の転厩は、林正道氏の所有馬など他にも例があります)
なぜ、小西厩舎に??と思った記憶はあるのですが、こういった転厩はあまり良い方向に転がることはありません。
グロリアスノアにとっては、人間関係による影響を受けるという不運な出来事でした。

転厩後のグロリアスノア

小西厩舎に転厩後、フェブラリーSを目標に調整が進められていたものの、屈腱炎を発症。
長期に渡る休養生活に入りました。
そして復帰は約3年後の2013年6月のプロキオンS。
この間にかつての主戦騎手であった、小林慎一郎騎手も矢作厩舎を離れて、その後騎手を引退しました。
プロキオンSで復帰をしたものの、再度故障し休養。
再び競馬場に返ってきたのは、先週。2016年1月のポルックスS。
約2年ぶりのレースであるにもかかわらず、60kgという酷量な斤量を背負わされました。
そして、再び故障でついには引退。
結局、転厩後は5年で2走しかできず、まともなレースはできませんでした。
結果論ではありますが、5年前にすべての歯車が狂ったのだと思います。
父・プリサイドエンドの繋養されていた日高スタリオンは去年暮れに閉鎖
直接の関連性はないですが、本人(馬)にとっては不運が重なった感じでしょうか。

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