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重賞未勝利のラキシスによるエリザベス女王杯

例年以上にメンバーが揃った感のあった第39回エリザベス女王杯。
ジャパンCに向かう、ジェンティルドンナとデニムアンドルビー以外の有力所が全員出てきた感じがありました。
GⅠ馬が6頭揃ったレースは、重賞未勝利馬の3番人気のラキシスが去年2着の雪辱を果たし、重賞初勝利をこの大舞台で決めました。

2014-エリザベス女王杯第39回エリザベス女王杯(G1、芝2200メートル・晴良18頭)は16日、京都競馬場11Rで行われ、川田騎手騎乗の3番人気、ラキシス(牝4=角居厩舎、父ディープインパクト、母マジックストーム)が、ゴール直前で差し切り優勝した。勝ち時計は2分12秒3。
そろったスタートからサンシャインが先頭に立ち、2番手にヴィルシーナ、その後にメイショウマンボ、ヌーヴォレコルト、グレイスフラワーなどがつける展開。
4コーナーから直線に入ると、逃げ粘るサンシャインを好位の内でレースを進めたヌーヴォレコルトがとらえる。このまま抜け出し押し切るかに見えたが、その後方からラキシスが鋭い伸びで一気に先頭に迫る。ゴール手前では、2頭がほぼ並びそのままゴールイン。きわどい決着となったが、ラキシスが首差制しておりG1初制覇を飾り、これで秋のG1は重賞未勝利馬が5連勝となった。
2着ヌーヴォレコルトから1馬身1/4差の3着にはディアデラマドレが入った
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2014/11/16/kiji/K20141116009296490.html

牡馬に挑戦し続けてきたラキシス

ヌーヴォレコルトで決したかと思ったところ、最後の100mで強烈な差し切りを見せたラキシス。
去年は条件戦を勝ち上がった勢いで、メイショウマンボの2着まで来ましたが、今年はこれまで牡馬相手に重賞で善戦(オールカマー2着など)していたため、去年より厳しい相手に揉まれた臨戦過程でした。
牝馬相手のここでは、今年戦ってきた相手が違うという感じでした。
ラキシスの次走がどうなるか、来年現役を続行するのか次第ですが、同じ川田将雅騎手を主戦とするハープスターとローテが被った場合、誰が手綱を取るのかにも注目です。
 

3頭出しの角居勝彦厩舎

角居厩舎は勝ったラキシスを含めて3頭出しでした。
重賞連勝で勢いに乗っていたディアデラマドレは6番人気3着。力を付けて来ていますね。藤岡康太騎手とも合うのだと思います。
母のディアデラノビアと同じ(繰り上がり)3着でした。
もう1頭のキャトルフィーユは8番人気5着。
角居厩舎は3頭出しで、1着 ラキシス、3着 ディアデラマドレ、5着 キャトルフィーユ と全馬が人気以上に好走して掲示板を確保。お見事です。
 

敗れたGⅠ馬たち

惜敗 ヌーヴォレコルト

秋華賞に続き2着に敗れたヌーヴォレコルト。
オークスは勝ちましたが、桜花賞3着も含めて、2年前のヴィルシーナみたいな善戦マンキャラになりかけているような気がします。
 

見せ場なく終わったGⅠ馬たち

その他のGⅠ馬では、ショウナンパンドラが6着。秋華賞は全てがハマった感じだったので、今回も十分力は出し切っていると思います。
ヴィルシーナとホエールキャプチャは距離も長いと思いますが、例年より着順を落としているので年齢的な衰えもあるのでしょう。
メイショウマンボは全くいいところなく。難しい馬ですね。
 

 

ラキシスの馬名由来

勝ったラキシスという馬名は実は3代目。
馬名は特定の記録を残していなかったり(重賞勝ちやレコードなど)、繁殖馬でなければ、登録抹消後5年を経過すれば再び同じ名前を付けることができます。
凱旋門賞2着の「エルコンドルパサー」が2代目であることは有名な話。
現役で1000万下にいる「ストラテジー」は初代が牡馬で2代目が牝馬です。
このラキシスは馬名の由来がキャラクター名からとなっています。
キャラクター名というと、最近ではジャスタウェイが有名ですが、あちらは馬名の由来をキャラクター名とは言っていません。
ちなみに、このキャラクター名は「ファイブスター物語」という作品からとられているようです。
ちょっと前に「イエスタカス騒動」がありましたが、この馬名は宣伝扱いにならないのですかね?
高須克弥社長による馬名騒動
 

マイルCSの重賞未勝利馬

ラキシスが勝ったことで、スプリンターズS~エリザベス女王杯まで、全て重賞未勝利馬が勝ったことになりました。
天皇賞(秋)で唯一の重賞未勝利馬であるスピルバーグが勝ったことで、今回のエリザベス女王杯でも注目されましたが、この流れは止まりませんでした。
来週のマイルCSの登録馬では、以下の3頭が有力な重賞未勝利馬です。

  • サンレイレーザー(毎日王冠 2着)
  • サンライズメジャー(スワンS 2着)
  • フィエロ(スワンS 3着)

主役不在の混戦の中で、3頭とも前哨戦を好走しているだけに一発あってもおかしくなさそうです。
 

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